緑泥石(柘榴石・仮晶)

12面体結晶

この石は12面あります。
鉱物の結晶はある決まった分類方法により六つにわけられます。
そのなかでこの12面体は等軸晶系という結晶系の代表の一つです。
  
この石はガーネットの結晶だったのですが。。。
その外観を残して、まったくこの結晶とは関係のない緑泥石(クローライト)がのっとってしまいました。
つまり、中身が入れ替わっています。
このことを、仮晶といいます。
  
むかし。。見た映画「転校生」みたいな。。。
  「わたしであって。。。わたしでない。。。」
  
鉱物の世界では色、硬さ、形などから分類しますが。。。
この場合、形から石を判断すると間違ってしまいます。

見た目は大事だけど。。。
それだけで、判断してはダメです。
なにごとも。。。