合成サファイアの鑑別方法

合成サファイアのカーブ色帯

『天然ではないけれど一生懸命に輝いています。』天然ではないけれどきれいな宝石。。。合成宝石
そもそも合成宝石って?
人が造ったのが『合成』ならガラスも合成宝石?残念ながらそうではありません。『人が造った』も合成宝石の条件のひとつですが他にも大事な条件があります。

天然宝石と同じ『化学組成』・『結晶構造』を持っていることです。天然宝石と違うところはさきほどの条件『人が造った』ことです。

『天然宝石と同じ・・・』も大きな意味を持っています。人工的に『化学組成』・『結晶構造』を持つ宝石を造っても天然にそのような『宝石』がなければ『人造宝石』になります。合成宝石は天然宝石があるからこその呼び名です。合成宝石の作り方はいろいろありますがサファイアではベルヌイ法(火炎溶融法)がよく出回っています。化学組成・結晶構造が天然サファイアと同じですから屈折率とかの検査は天然と同じです。でも拡大するとわかることもあります。


写真は合成サファイアの色帯写真です。色帯が『カーブ』しているのがわかりますか?ベルヌイ法(火炎溶融法)の特徴は色帯が『カーブ』しています。

「おばあちゃんからもらった昔のものだから安心です。」と思っている方も多いと思いますが。。。

ベルヌイ法(火炎溶融法)の歴史は百年を超えています。ガラスと違って硬度は天然と同じ『9』だから長生きなのです。

オリジナルじゃ〜ないけど頑張っているやつです。