クラリティ

レーザードリルホール

 ダイヤモンド・グレーディングレポートについて、最後の「C」クラリティについてお話したいと思います。


まず始めに、クラリティとはどの様な検査をしているのかと申しますと、10倍のルーペ(拡大鏡)を使用し、確認できる範囲で、ダイヤモンド内外の特徴を調べ、グレードを決定していきます。


この時、レポートにはあまり記載していませんがそれぞれの鑑定機関では、そのときに確認できたダイヤモンドの特徴を図に記入する作業も行っています。


この図を、プロットと言いますが、後で再度確認するときにとても役に立ちます。


なぜならダイヤモンドのグレードは、たった10種類ほどしかありませんが、プロットは、同じものがありません。
これによりダイヤモンドは、100%同一性の証明ができるわけです。


明日は、その実例のエピソードをお話したいと思います。

写真:ダイヤにレーザーを使用して開けた穴(レーザードリルホール)が確認できる。ダイヤの中に黒い内包物があった場合、そこまで穴を開け漂白し肉眼で確認しにくいようにするため行われている。(処理石に入る)