昭和二年の宝石学
「おばあさんの形見の宝石だから。。。」
「昔の古い指輪だから。。。」
五十年ほど前の宝石には処理がされていない価値のある宝石と思っている人が多い。。。
その宝飾品が有名宝石店のケースにおさめられていればなおされである。
昭和二年に一冊の宝石学の本を出版されています。
写真の本は。。。
通俗宝石学
昭和二年十二月二十七日発行
久米武夫 筆
四円八十銭
なじみの薄い漢字がいっぱいでていますが。。。
現在の宝石の本となんら変わりません。
ベルヌイ法の合成宝石についても詳しく記述してあります。
もちろん、鑑別方法についても明細に書かれています。
ダイヤ、ルビーなどのメジャーな宝石をはじめ
ジプサム、パイライト、ヘマタイトなど鉱物の説明まで。。。
当時、この本がどれほど販売されたか。。。
わたしは知りませんが。。。
学ぶ気があれば。。。
外国から入ってくる合成宝石には注意できたかな。。。
残念ながら
有名宝石店のケースに収められていても。。。
おばあさんの宝石は合成宝石が多いようです。
昭和二年の四円八十銭の当時の価値は。。。
わたしにはわかりませんが。。。
学ぶ気があれば。。。
プロの宝石人であれば。。。
高くはない買い物だろうとおもいます。
価値の意味はその人が目指している目標によって変わります。