モモイロサンゴからのメール
ななななさんからメールをいただきました。
モモイロサンゴには悲しい想いがあります。。。
その悲しい思い出の物語のメールです。
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うろ覚えですが・・・
貧しい漁民の娘が、嵐の明けた朝、
浜で鹿の角より大きなモモイロサンゴの原木を拾いました。
それをやはり貧しい一人暮らしの青年の所へ持っていくわけです。
「コレを磨いて櫛や簪にして、お嫁にもらう」と約束した青年。
嬉しくてモモイロサンゴの歌を思わず口ずさむ少女。
でも、浜に上がる珊瑚は全部お殿様の物。
少女の歌はたちどころに役人の耳に入ってしまいます。
ばれた事を知った少女は代わりの珊瑚を探しに海に潜るのですが、
翌朝かわりはてた姿で浜に打ち上げられました。
知らせを受けて、見事に磨き上げられた原木を
抱えて少女に駆け寄る青年。
役人に珊瑚の引渡しを要求され、
頑なに拒み撲殺されてしまいます。
こうしてモモイロサンゴは殿様の物になり、
何も知らないお姫様の櫛や簪になったとさ。。。
・・・と、こんな話です。
小学校の頃呼んだきりですから怪しい部分も。
絵本なのですが、死んだ少女の白い肌と
鮮やかな原木の赤のコントラストが素晴しかった!!
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ありがとうございました!!
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メールを読んで早速。。。本棚を。。。
「宝石サンゴ」新谷虎重 著 にありました。
「お月さん桃色」
お月さん桃色 誰が言うた
海女が言うた 海女の口ひきしやけ
土佐藩は1838年珊瑚の摂取を禁止しています。
幕府に取り上げられるためだったのかも知れません。
高知県幡多郡大月町の近海は『月灘』とよばれています。
『お月さん』と『月灘』をかけてこの物語ができたのかも知れませんね。
何も知らないお姫様。。。
どのように思いました?
自分の周りにあるものすべてがこの物語の珊瑚なら。。。
ひょっとして。。。
何も知らないお姫様は私たちなのかも知れません。
むかしむかしの物語。。。モモイロサンゴからのメールでした。