ダイヤモンドの生成
ダイヤモンドは高温、即ち最低でも2000度、そして7万気圧程度の高い圧力が生成に必要な条件だとされています。
この条件が満たされるのは地球の地下200kmのマントル層内部です。
マントル内部で成長したダイヤモンドはその間マントル内で流動しているため窒素の多いところ、少ないところなどの場所を通ります。
そのためダイヤモンドの多くは少なからず窒素を含むことになります。
ダイヤモンドのイエローは実はこの窒素が原因です。
ダイヤモンドの生い立ちを考えると本当の無色というのは珍しいということです。
鑑定書にはD、E、Fカラーの表示は、「Colorless無色」と記載してあります。
リングなどにセットされてしまえばほとんど差は感じられません。
その違いは美しさというよりむしろ希少性といったほうがいいかも知れません。それが価格に影響を与えている大きな原因です。
色の美しさというには個人個人それぞれ違います。
レッドが好きな人もいればブルーが好きな人もいます。
「ダイヤモンドは無色だ」という固定観念が無く、
黄味がかった色を美しいと感じるならより大きなダイヤモンドを無色と同じ値段で楽しむ事もできます。
ダイヤモンド・グレーディングレポートには、
ダイヤモンドの美しさをランク付けされているといっても、美しさのすべてをランク付けしているわけではないのです。
肩書きは参考程度に考え、自分の眼で本物を確かめて下さい。
肩書きがなくてもいいやつがいるように。。。