アンモライトの処置

アンモライト充填

アンモライトは、宝石ですが『化石』でもあるため強度に問題があります。そのため、様々な『強化処置』がなされています。まず、『トリプレット』『ダブレット』の張り合わせがあります。張り合わせでないアンモライトでも『樹脂含浸』をしています。このアンモライトは2つの種類があります。1つは、アンモライト層だけの『両面アンモライト』もう1つは、アンモライト層とマトリクスがついたまま研磨した『片面アンモライト』です。

最近は、アンモライトが枯渇しだしてきたのか、綺麗なアンモライト層はしっかりあるのに「マトリクス」が欠けているアンモライトに遭遇します。このアンモライトは、耐久性に問題が生じるので解決の方法として2つのやり方があります。
1つ目は、マトリクスがある部分までアンモライト層を研磨する。
2つ目は、穴を埋めて補強する。いわゆる『充填』のアンモライトです。
で、今回紹介するアンモライトは先ほど説明したアンモライトを『充填』した加工後の写真です。

綺麗に補強できているでしょう
せっかく産まれて来たのだから削るのはちょっと忍びないのでそのままの大きさで、元気に輝いてくれるようにお手伝いしました。ちょっとのお手伝いで『強度的』には、大違いになります。あなたの周りにもちょっとの『お手伝い』、ほんの些細な『親切』でたくましく成長する人がいるかもです。