2006-01-01から1年間の記事一覧

ルチル・キッツアイ

一般に知られるルチルは。。。 ダイヤの模造石だったり。。。 水晶の内におじゃましたり。。。 ルビーの内に入ってスターを演出したり。。。 ほとんど、脇役です。 写真のルチルは脇役ではありません。 一人前の役者です。 役者ですが。。。 スターではなく…

タイガー・アイ

ネコより強くて高価な感じは名称だけで。。。 トラのほうが安価で業界では立場が弱い。。。 ネコの威を借りたい。。。タイガー・アイです。 鉄分により黄褐色の色が付いているので。。。 加熱処理したり。。。 酸で処理したり。。。 その結果。。。 いろんな…

アクアマリン・キャッツアイ

キャッツアイは光の帯がでる現象です 普通。。。 キャッツアイといえば『クリソベリル・キャッツアイ』を意味しますでも、イエロー系の宝石では 単に『キャッツアイ』として売られていることがあります 価格が違うので要注意です アクアマリン・キャッツアイ…

ヒスイ原石

ヒスイの原石は普通の石ころとなんら変わりません。 でも、写真では表現できませんが。。すごく重たいです。 ダイヤモンドカッター で切断しました。 切ると。。。普通の石でないことがわかります。 見た目は普通の石ころとかわりませんが。。。 『ここぞ』…

{}シトリンとは

シトリン(馬) 普通の ステップ・カット やオーバル はおもしろくないので。。。 馬のカットを選びました。 なかなか。。。いい顔してるでしょう。。。 シトリンは黄水晶のことです。 よく。。。トパーズって思っている人がいます。 『 シトリン・トパーズ …

いろいろなガーネット

ガーネットは楽しいですね。仲間も多いし。。。 仲間を増やすし。。。 特殊効果もあるし。。。 色が沢山あるし。。。 透明度までいろいろ。。。 グループ名も。。。個人名も。。。ひとつじゃぁないし。。。 価格もお手ごろから。。。超高額まで。。。魅力は…

合成バイカラー・クォーツ

アメシストとロッククリスタルの組み合わせです。 紫色と無色の組み合わせで。。。バイカラー?と言っていいのか?どうなのかわかりませんが。。。 とにかく。。『バイカラー・クォーツ』で販売しています。 この宝石は『きれいです』。。。吸い込まれるぐら…

張り合わせ

張り合わせ石は、色々な組み合わせが考えられます。 そのもっとも、ポピュラーなのがオパールの張り合わせでしょう。 写真は、上部:天然オパール、 下部:母岩 です。 一見、ボルダー・オパール と思ってしまいます。 張り合わせ??? だます目的で作られ…

ルチル・インクルージョン

針状に キラキラ 光っているのが、 ルチル という鉱物です。 この針状のルチルがまるで 絹糸 のように見えるので。。。 シルク・インクルージョン とも言われています。 そして、このインクルージョンこそがスター効果 の原因です。 普通。。。カラーストー…

トパーズの光軸

トパーズの結晶系は 斜方晶系 。。。二軸性複屈折の石です。 二軸性の石はクロスではなく。。。リボンです。 環の中に囲まれてリボンが浮かび上がります。 粋 だと思いませんか? 蝶ネクタイをしているなんて。。。 鑑別を勉強をしているころ。。。 この光軸…

ガラス球

ガラス球を偏光板で通してみても。。。 サファイア、トパーズ、水晶に見られた、 環は浮き出ません。。。 黒い影がそこには2つ。。。 球を回転すると、 2つの影が、くっついたり。。。はなれたり。。。 偏光板を2つ重ねて、下からライトを取り付けると偏…

水晶の光軸像

水晶の結晶系は六方晶系。。。一軸性複屈折 の石です。 でも、サファイアとは少し違います。 クロスの中心が閉じていません。 クロスのその真ん中に、ぽっかり開いた目。。。 なんでも。。。『お見通し』って感じです。 つい。。。 水晶の前では素直になって…

サファイアの光軸像

鑑別方法 偏った目。。。偏光板を2枚用意します。 下から光をあてます。 そのとき2枚の偏光板が 90° で交わるとき光を通しません。 その2枚の偏光版の間に検査する石をセットすると。。。 写真のような像が浮かびます。 この像はサファイアだけに限らず 一…

無色透明石

一見みんな同じように見える。。。 無色透明の球体 大きさに違いは あるけれど。。。違いはわからない。 見た目はみんな。。。おなじ 左から。。。ガラス玉、水晶、サファイア、トパーズ この四つのなかで。。。 サファイアの球体を手に入れるのが一番苦労し…

夫婦水晶

平らな水晶の結晶がひっついています。 このような「双子」の結晶を「双晶」といいます。 でも「双子」と言うより。。。 寄り添っていますから、「夫婦水晶」とよばれています。 ハート形をしていますから、「恋人水晶」かもしれませんね。 「いやいや。。。…

松茸水晶

この水晶。。。面白い結晶形をしています。 水晶の結晶にアメジストの結晶が覆いかぶさっている、 平行連晶の一種です。 その形から「松茸水晶」と呼ばれています。 ちなみに、この水晶は韓国産です。 石の世界でも松茸は韓国産が多いようです。。。 一つの…

半形真珠

半形真珠を分解しました。 左下が完成品です。 半形真珠の中身は真珠とは関係のない物質を充填してあります。 そして底の部分は白蝶貝を張り付けてあります。 べつに知らなくてもいいことなのですが。。。 知ることにより、付き合い方がわかります。 たとえ…

山入水晶

水晶の結晶です。でも。。。この水晶は普通の水晶とは、ちょっとちがいます。 水晶の中をのぞくと「ぼ〜」っとした、もう一つ水晶があります。 山のように見えるので「山入水晶」といいます。 英語ではゴースト・クォーツです。 ゆうれいはいやですね。。。 …

緑泥石(柘榴石・仮晶)

この石は12面あります。 鉱物の結晶はある決まった分類方法により六つにわけられます。 そのなかでこの12面体は等軸晶系という結晶系の代表の一つです。 この石はガーネットの結晶だったのですが。。。 その外観を残して、まったくこの結晶とは関係のない緑…

象牙(アイボリー)

写真は神社の青空骨董市で見つけた象牙の聴診器です。 古いものなので飴色しています。そのよこ(右)にあるのは象牙の先端部分です。 専門家は「先」とか「ちょん先」とよんでいます。(黒ずんだ皮の部分と切断部分)骨董屋のおじさんは「たいしたものでは…

ミステリアス・オパール③

写真はさらに数分たった様子です。 完全に透明になりある意味本当のウォーター・オパールになってしまいました。 100個以上テストしましたが、大きさ、厚みなども関係しますが、同じ大きさでも透明になるスピードはまちまちでした。 空気中でも水中でもきれ…

ミステリアス・オパール②

写真のオパールは、水に浸けて数分たっています。 少し透明感が出てきているのがわかります。 拡大すると5月20日の写真になります。 ミステリアス・オパールにある空気が水に入れ替わっている様子です。

美しいオパールの数々

オパールの魅力といえば、どなたもご存知のようにあの虹色に美しく輝く「プレイオブカラー」と呼ばれる現象です。オパールはこの現象だけでも十二分に魅了する力を持っています。 オパールはいろいろな分類方法で多くの呼び名がありますが地色と透明度により…

光と水で演出するオパール

雨でオパールの色が変わる? 光源の違いにより宝石の色が変わるアレキサンドライト。。。猫の目のような光の帯を放つクリソベリルキャッツアイ。。。3本の条線が交差した光を放つスタールビー、スターサファイア。。。虹色の光の輝きを見せつけるオパール。…

ジルコンの割れは地球の歴史を物語る

宝石に割れはあってはならないもので、割れはとても嫌われます。 私も確かにそう思いますが、ことジルコンに関しては例外です。 私個人のまったく変な考えですが、今まで述べたジルコンの特徴を知れば理解してくれる人も多いと思います。 というのもジルコン…

歳月により色が変わるジルコン

ジルコンについてもう少し詳しくお話したいと思います。 普通に見られるジルコンは無色透明なものが多いのですが、実はこれは人工的に熱処理をした結果なのです。(このことも偽者イメージを与えたのかもしれません。 よく見かけるジルコンは無色、青ですが…

ジルコン その2

現在、市場で多く出回っているダイヤモンドの模造石としてキュービック・ジルコニアがあります。(人工石モアッサナイトも話題をよびましたが・・・) 今ではこの人工キュービック・ジルコニアが一見ダイヤモンドに一番良く似ており価格も低価格で安定してい…

ジルコン<風信子>

「風信子」。。。なんとなく心地よい文字だと思いませんか? この文字を読める方は少ないのではないのでしょうか? ちなみに中国語でfengxinziと発音します。 なんとなく発音から分かりますか?。 これは日本ではヒヤシンスと読みます。 この心地よい発音の…

ダイヤモンド物語 その3 

この日も彼は、悩んでいました。 考えられる全てのこと、手に入る全ての研磨剤。。。 ありとあらゆる手を尽くしましたがとうとうダイヤモンドを削ることはできませんでした。 「いったい何を使って削ればいいのだ。」彼は、つぶやきました。 もう、試すもの…

ダイヤモンド物語その2

試練 「これで、彼も諦めるだろう」と思い安心していた親方でした。 しかし彼は違いました。 死に物狂いでした。 死に物狂いで誰もが無理だと思っている仕事に取り組みました。 無理を承知で、取り組みました。 ここで諦めてしまえば自分の愛する気持ちが、…